2006年06月07日

らくだの涙(DVD鑑賞)

<ストーリー>
舞台はモンゴル南部のゴビ砂漠。4世代が同居するゲルで生活する遊牧民。そこで飼っているラクダの出産シーズンが来る。次々と子ラクダが産まれるが、最後の1頭は珍し白ラクダだった。その白ラクダは長い長い難産の末に産まれてきた。その母ラクダは難産の辛さからか、その子ラクダに乳をあげようともしない。困り果てた家族は、2人の息子を県庁へ送り出す。そして馬頭琴演奏者を連れてくる。家族のひとりが優しい歌を歌い、それに馬頭琴が伴奏する。するとラクダの目に…。そして子ラクダを…。

<感想>
360度回転、地平線。ここは明確な住所もないゴビ砂漠のとある場所。その地平線に赤々と光を放つ太陽が沈む様を見ると、同じ地球に住んでいるのか疑問に思う。北海道にもモンゴルに負けないだけの大自然はあると思うが、彼ら遊牧民のような生活までも大自然に身を任せている人は日本にはそういないと思う。都会の生活に疲れ田舎で時間に追われないスローライフを求める日本人が増えている。そんな日本人にはモンゴルでの遊牧民の生活は憧れであり癒しになるであろう。そもそも遊牧民の家族は自分達の生活がゆったりしていると感じるのであろうか?生まれた時から羊やラクダなどの動物に囲まれ移動生活してきた彼らには比較する対象がないのだからスローライフなんて概念はもちろんないと思う。幸か不幸か、生き方がある程度決まっている。分からないことは、父親に聞け。それでも分からないことは、爺様に聞け。それでも分からないことは、曾爺様に聞けなのである。ゲルの中で大家族が一緒に食事をするシーンがある。核家族化が進んだ日本では、4世代もの家族が一緒に食事なんて考えられない。しかも、近代化はおのおのの家族の生活時間帯もバラバラにし、数人の家族でさえも一緒に食事をとるのが難しくなっている。どこかの映画のセリフに「孤食に百害あって一利なし」なんて言葉を聞いた事がある。ゲルで暮らすその家族の顔の表情の良さを見れば明らかだ。
自分はこの映画を観て広大な自然に心動かされた。癒されたと言う人がいたのなら、少しだけ毎日の生活が忙しいのかもしれない。その遊牧民の子供はテレビの中に刺激を見つけた。刺激にあふれた現代社会で癒しを求めるのか、癒しがあふれるモンゴル遊牧民の生活で刺激を求めるのか、どちらが幸せなのか自分には判断できない。

rakuda.jpg
posted by marco at 14:43| Comment(3) | TrackBack(1) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スポンジボブが大好きですw
Posted by 名無し at 2006年06月07日 14:57
同意です。
Posted by 名無し at 2006年06月07日 14:59
押し後残します
Posted by 人妻 at 2008年01月26日 17:48
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The Story of the Weeping Camel
Excerpt: たまにはドキュメンタリー映画も良いかな、と 何気なく手に取った作品。 モンゴルの平原に暮らすある遊牧民の一家。 らくだが出産のシーズンを迎え 1頭の母らくだが難産の末、子らくだを産み落とし..
Weblog: la nourriture de l'esprit
Tracked: 2006-06-17 10:14
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