2006年07月10日

是枝監督、西川監督、来札特別上映会!

シアターキノにて18時半から、「ゆれる」「花よりもなほ」の上映と西川美和監督、是枝裕和監督の世界に近い両監督のトークやティーチインなどがあり、終了は深夜0時ぐらいとなりました。

個人的には西川監督の「ゆれる」の方が面白かったです。「花よりもなほ」は登場人物の多い群像劇で、視点の移動が多く、2時間という枠の中では薄っぺらい語り口になったように思いました。シナリオの勉強をしてる身としては、どのシナリオや小説等の書き方の本を読んでも、初心者の内はひとりの主人公を決めてその人物の視点のみでストーリーを語りなさいという鉄則を耳にタコができるぐらい聞くので、正解または不正解はありませんが、是枝監督の「花よりもなほ」はちょい冒険ぎみな作品だったと思います。いろいろなキャラの人物描写は面白かったですが。
「ゆれる」はヘビーですね。ストーリーは何かを語るのは難しいのですが、心の中の重々しい葛藤や闇などが映画を壊さない程度に機能しながら語られていました。


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「ゆれる」の西川美和監督

トークで8日(土曜日)が誕生日だったらしいです。まだまだ若くて、女性で、美しいのに、これだけ重たい内容の話しを書き、演出した実力はリスペクトに値すると思います。
話しの中で、脚本に2年の歳月をかけて、20回以上も書き直したり手直しをしたのこと。人間を深く掘り下げて行く作品なので、書いている最中に相当の苦しみなんかがあったと予想できます。それに向かい合い作品を作り上げるのは、やはり才能ですね。

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「花よりもなほ」の是枝裕和監督(右)、シアターキノ代表の中島さん(左)

鑑賞後のティーチインで、決定稿はどのようになったら決定稿となるかとの質問に、是枝監督は、「タイムリミットが来た時です(笑)」との解答。実際、何十回も書き直し、クランクインして撮影が始まっても常に書き直しているそうです。
今までの是枝監督の作品は、ドキュメンタリー風などと評された作品が多い中、何故、時代劇を撮ったのですか?という質問に、「今までとはかけ離れた違うポイントで作品を作りたかった。」と振り子と言う言葉を織り交ぜて語っていました。

そんな感じかな。
そういえば、キム兄を両監督は褒めちぎっていました、そうそう。
またこのようなイベントがあれば参加したいと思います。
ではでは。
posted by marco at 17:44| Comment(1) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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